悪手かもしれない。
そう思いながら、夫に申し出た。
今更ながらの家事分担。
夫は理論的なところがあるから、家事分担アプリを利用した。
私がしている家事。夫がしている家事。
可視化しないと、夫は納得しない人だった。
結果私9割。夫1割だった。
夫は、子どもの迎えくらいしかしていなかったことを突きつけられた形になる。
夫は不機嫌になり、
「何をすればいいんだよ!」
とぶっきらぼうに言った。
こんなこと(不倫)が無かったらまだ建設的に話せたんだろうか。
こんなこと(不倫)があったから、私の体力は限界に達したのに。
こんなこと(不倫)がなければ、私の体力・気力は無尽蔵だったとも思えた。
「できることは、何?」
ゆっくりと話した。
「洗濯物畳んだり、食器洗ったりならできそう…。」
「わかった。じゃあ、お願いね。」
それだけを伝えた。
一人になり、家事分担アプリを見返す。
「私、夫に何も頼らなかったんだな…。」
世間では、可愛げのない女なのだろうか。夫を上手に煽てて、頼ることができていなかった事実がそこにはあった。
ただ、穏やかに幸せに暮らしたかっただけなのに。
私はどうしたいんだろう…。
コメント