憂鬱な気持ちのまま、夫の実家で新年を迎えた。子どもたちはお年玉をもらって嬉しそうだ。
「ありがとうございます。」そう言って、私は子どもたちのもとへ向かう。
夫は実家で自由気ままに過ごしている。子ども達と遊ぶ様子はあまり見られない。寝ているか、携帯をいじっているか、テレビを見ているかだ。私は料理を手伝ったり、子どもの相手をしたり、ご両親の話に付き合ったりしていた。
なぜここまで気を遣わなくてはいけないんだろう。と思ったりする。大事な夫の両親だから、大事にしてきたけど…。
私自身、今、夫に大事にされているだろうか。
憂鬱な気持ちであるためか、自分の中でいろんな問答が繰り返される。
しかし、答えなど出るわけもない。どうしたらいいか、自分でも分かっていないのだから。
「調査をしたとしても、それは道具です。それをどうするかはレイさん次第ですよ。」
カウンセラーさんの言葉が頭をよぎる。
その道具を手にしたとき、私はどうするのだろう。
コメント