たくさんの情報を探偵事務所に伝達し、調査日当日を迎えた。
当たり前だが、私は仕事。
この日の夫の勤務は、朝出るのが遅く、帰りもお迎えに行けないほど遅くなるという予定だった。
珍しく、夫が子どもを保育園に送る役目を買って出てくれたので、私はいつもより早く仕事に行くことができた。
勤務先に向かう車の中で、考えていた。
ーーー今日、はっきりするんだな。
夫の事はこんなことになっても好きだ。でも、はっきりと調査結果が出たら、私はどうするのだろう…。
今考えても仕方がないことを、ずっと考えていた。そうこうしている内に、職場に着く。
「仕事しよう。」
幸いなことに、仕事中は考えずに済んだが、休憩中はそうはいかなかった。
LINEが届く。心拍数が高くなっているのを感じていた。気持ちを落ち着かせゆっくりと読む。
”ご主人は、車でお子さんを保育園に送った後、そのまま駅に向かいました。ですが、この後の事はお電話で説明させていただきたいのですが。”
???どういう事だろう。不安な気持ちを抱えながら、仕事を終えた後、子どもを迎えて帰路についた。
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